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小林よしのり
2021.12.26 16:22日々の出来事

高森氏の古典教養動画を待ち望む

高森明勅氏の『徒然草気まま読み』が最終回となった。
この番組、ペン入れしながら聴くには最適だった。

もともとモンテーニュの「エセ―」に興味があって、
仕事の合間に一つ二つ読んでみて、納得したり、
感慨に耽ったりするのが気分転換だったのだが、
徒然草も似たような味わいがある。

教養のためにと一気読みするような本ではないし、
高森氏が解説してくれるのが、ベストの読書タイム
だった。
当時の慣習やら習俗やら宗教観なども学びながら
聴いた方がはるかに面白い。
せっかくの意義のある動画がなくなった。

高森氏にはまた別の古典の解説を望みたいが、
来年は皇統問題の動画をやってくれるようだ。
それは今の状況から必要なことではある。

けれどまたわしの教養になる古典解説を絶対やって
欲しい。
ペン入れの時間を無駄にしたくないんだ。
高森氏の古典解説は時には、わしの創造のヒントに
なるときもある。
わしが聴くためだけに存在する動画があっていい
だろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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